ガラスコーティング業者ランキング

樹脂由来のウレタンコーティングとワックスの比較

床材に塗り込むワックスと塗膜をつくるフロアコーティング、役割が同じようで違いがあるのをご存じでしたか。こまめにお手入れが必要なワックスも床材を守り、本来の木の良さを保ちます。一方で塗膜をつくるコーティングも床材の天敵である水や汚れ摩擦から守ります。両方の特徴を理解したうえで、判断するとしたら作業工程、塗り直しのしやすさでしょうか。使う場所の広さでいくと、塗り直しが大変なのでコーティングという選択になるかもしれません。安さだけではない判断基準について考えてみました。

ウレタンコーティングとは?メリット・デメリット

ウレタン樹脂が含まれているコーティング剤は、昔から使われているコーティング剤です。水性と油性のものがありますが、油性のものは溶液の匂いが強いことや環境への影響を考えて扱う業者が減っています。近年では環境にやさしく安全性の高い水性のウレタンコーティングが選ばれています。その特長として塗膜に厚みがあるためスリッパや家具の摩擦に強く、適度なつやがあります。水に濡れたようなつやを求める方には向きませんが、ある程度のつやのコントロールが可能なため部屋によって塗り分けでき、自分の思い通りのつやを出したい方が好んで使うようです。シックハウスの心配も少なく、割と低価格なのもあって長年好まれてきました。最近多い床暖房にも対応するフロアコーティングが増えてきています。業者によってウレタンとアクリルを配合しているものがあり、耐久年数に差が出ることからしっかり調べて頼むようにしましょう。

デメリットとしては、作業をしてから乾燥までの時間が長いことです。部屋に入るまでに2、3日間の乾燥時間がかかり、入居日が決まっている方は日程に余裕をもたせての作業になります。さらに硬化するまでに1ヶ月程度かかります。完全に硬化させるまで傷をつけないよう注意が必要です。水性でも水拭きができて耐水性があるフロアコーティングですが、耐薬品性は低めです。何をこぼすかにもよりますが、コーティングが変色したり傷んでしまいます。耐久年数については、5年から10年程度といったところです。

どのコーティングも使い方次第で程よい色、つやなどの経年変化があるのは避けられません。安価でシックハウス対策として安全性を優先するなら、耐久年数が短くてもウレタンコーティングを選択枠に入れてもよいのではないでしょうか。

ワックスとウレタン、どちらがお得?

ウレタンコーティングとワックス、どちらも安価で取り入れやすいものとされていますが実際にはどちらがお得なのでしょうか。コーティングとワックスの性質で見ると、天然由来のカルナバロウや蜜ロウが配合されたワックスは数ヶ月、コーティングは年単位です。天然由来のワックスは塗膜が柔らかいので、つやは出るものの床材の保護にはなりますが耐久性はあまり期待できません。ワックスにも長持ちさせるために合成樹脂を配合した樹脂ワックスがあり現在主流となっています。天然由来のものと比べ、塗膜が硬化し耐久年数が長いのが特長です。

同じワックスでもカルナバロウや蜜ロウなどの天然由来のワックスと合成樹脂を含むワックスでは耐久年数に大きな差があるということで、「ワックスだから耐久性がない」とはならないのです。では、塗りやすさはどうでしょう。水性ワックスと呼ばれ、一般に販売されているものは濃度が低く、塗りむらができにくいため、私たちでも気軽に取り扱うことができます。その点業務用は濃度が高く、塗りむらができやすいため専門の技術が必要です。ウレタンコーティングもワックスも重ね塗りができるのは共通していますが、私たちが扱えるワックスやコーティングはあくまで素人が扱える範囲のものであり、プロの業者に頼むと費用はかかるけど濃度が高く一度の作業で済み、それぞれの効果が期待できるということになります。

ウレタンコーティングとワックスでどちらがお得かは「その場所に適したものを選ぶ」のが前提で、お部屋を使う頻度や環境、人の出入りに左右され「こちらがお得だ」と断定できないのです。ワックスもウレタンコーティングも、考えようによっては気軽に試せるものです。将来、フロアコーティング剤の種類を変えてみたいと思うなら床材の剥離が比較的簡単なほうが費用の面でも有利に働くと思われます。

ウレタンとワックスの判断基準とは

ワックスについて調べてみると、配合されている成分の種類が豊富で水性、油性にわかれ、たくさんのものが存在します。天然由来の成分だけを配合したもの、合成樹脂が入ったものなど用途、目的に合わせて選べるようになっています。ウレタンコーティングも安価で安全性から人気があり、フロアコーティング業者での取り扱いが多いものです。では、この2つ、判断基準はどこになるのでしょうか。

ワックスは配合されている成分により見た目のつや重視ではなく床材に浸透する形で床材を守り、長持ちさせます。天然由来のワックスと呼ばれるものでは剥離の作業が不要なため短時間で終わります。合成樹脂が含まれたワックスは、塗膜をつくり耐水性、耐摩耗性に優れたものですが塗り替えの際には剥離剤が必要になります。ウレタンコーティングも同じ天然由来のものですが、油性と水性では扱いが変わり、塗りむらが出やすいので専門業者による塗膜になります。どちらも厚みをもたせようと思えば、専門の業者による濃度が高いワックスがけ、コーティングを選択した方が長持ちするでしょう。その後のお手入れはワックスは水拭きで掃除をしながら剥がれてしまっても自分で塗り直しができる手軽さがあります。コーティングは毎日のお手入れが簡単なぶん、剥がれてしまうと業者を呼ぶことになります。

天然由来、安全性については共通しますが、体育館のような広い場所には耐摩耗性に優れたウレタンコーティング、幼児などが集う教室や拭き掃除がこまめにできるお部屋には、より安全で塗り直しが簡単なワックスという「広さ」や「部屋の使い方」が判断基準になってくるのではないでしょうか。どれが正しいというのはありませんが、見た目のつやや床材の保護など配合されている成分でワックスとコーティングの使い分けとお手入れ方法が変わります。それぞれの特長を踏まえ、用途に応じて選択していきましょう。

まとめ

同じ天然由来のウレタンコーティングとワックスでは作業工程やお手入れに多少の違いがあっても、安全性や手軽さを見るとどちらにも良さがあり、判断基準に迷うところです。先でコーティングを変える予定があるのなら、油性と水性で使い分けることで床材への負担を少なくできます。施設のような広い場所には手間がかからないコーティングを、こまめにお手入れができる場所には塗り直しが簡単にできるワックスをというように、広さや用途を判断基準にしていくと自分で作業するのか、業者へ頼るのかが自然に見えてくるのではないでしょうか。